"SOMETHING'S GOTTA GIVE-恋愛適齢期(2003)" [movie-s]
アカデミー俳優ジャック・ニコルソン×ダイアン・キートン、豪華な配役の大人の恋愛コメディ。
公開当時20代だった私にはこの配役も、設定もイマイチぴんとこなかったからなのか、
今まで未見だった作品。
Gyaoの無料動画のラインナップに乗っていたので、気軽に観てみる気になった。
設定がベタだけれど面白い。
自分と同世代の娘の交際相手と別荘で鉢合わせする脚本家、エリカ(ダイアン・キートン)。
離婚後、仕事はバリバリこなしているけれど、恋愛とはご無沙汰な50代。
一方、63歳という年齢ながら、30歳以下の女とは交際しないプレイボーイとして有名な、
某音楽レーベルの経営者、ハリー(ジャック・ニコルソン)。
この二人の関係性がコミカルな展開で描かれてゆく。
同じナンシー・マイヤーズ監督の『ホリデイ』のときも思ったのだけれど、
彼女が元々脚本家としてキャリアをスタートさせているからか、言葉の使い方が非常に巧い。
意外と原語自体もシンプルで、気軽な英会話の教材としてもいい気がする。
英語の"気のきいた"台詞を学ぶのにもいいかも。
各キャラクターが生き生きとして、人間らしく、ある種の余裕すら感じられる。
もちろんダイアン・キートン自身の魅力に依るところも大きいと思うけれど、
50代という年齢設定でありながら彼女がすごく可愛く見えてしまうのは、
こういった台詞の妙味とキャラクターが醸し出すハーモニーのようなものに負うところが大きいと思う。
私はまったく心惹かれないけれど、ジャック・ニコルソンのあの声で、あのキャラで、
案外気のきいた優しい台詞を言われると、女心に響くだろう。
そして設定的に無理があるかもと思うけれど、
エリカに恋心を抱く医師役で登場するキアヌ・リーブスの台詞の気障っぷりもキャラクターにはまっていた。
主人公二人のキャスティングも大きいが、
脇役たちの適度な存在感もこの作品を楽しむための要素のひとつたりえている。
個人的に気にいったのはエリカの妹役ゾーイを演じているフランシス・マクドーマン。
彼女のシニカルな脇役っぷりは見事。
娘役のアマンダ・ピートもキュートで奔放なキャラクターを存分に演じている。
冷静に考えたら、設定やキャラクターに無理があると言えなくもない部分もあるけれど、
恋に狂わされ、感情に振り回されながらも仕事に打ち込むダイアン・キートンの振り切れた演技ひとつとっても、
過剰であるがゆえにそこが良かったのかもしれないと思う。
いい意味でわざとらしくも、爽やかで、巧妙な大人の恋愛コメディ。
年齢を重ねても、女性は可愛らしく、男も男性の部分を捨てずにいるって、素敵なことだと思わされる。
LOVE IS WONDERFUL THING!!
恋愛適齢期(2003)
SOMETHING'S GOTTA GIVE
2003/USA/128min
監督:ナンシー・マイヤーズ
脚本:ナンシー・マイヤーズ
撮影:ミヒャエル・バルハウス
編集:ジョー・ハッシング
音楽:ハンス・ジマー
出演:ジャック・ニコルソン/ダイアン・キートン/キアヌ・リーヴス
フランシス・マクドーマンド/アマンダ・ピート
こちらもおススメ。
公開当時20代だった私にはこの配役も、設定もイマイチぴんとこなかったからなのか、
今まで未見だった作品。
Gyaoの無料動画のラインナップに乗っていたので、気軽に観てみる気になった。
設定がベタだけれど面白い。
自分と同世代の娘の交際相手と別荘で鉢合わせする脚本家、エリカ(ダイアン・キートン)。
離婚後、仕事はバリバリこなしているけれど、恋愛とはご無沙汰な50代。
一方、63歳という年齢ながら、30歳以下の女とは交際しないプレイボーイとして有名な、
某音楽レーベルの経営者、ハリー(ジャック・ニコルソン)。
この二人の関係性がコミカルな展開で描かれてゆく。
同じナンシー・マイヤーズ監督の『ホリデイ』のときも思ったのだけれど、
彼女が元々脚本家としてキャリアをスタートさせているからか、言葉の使い方が非常に巧い。
意外と原語自体もシンプルで、気軽な英会話の教材としてもいい気がする。
英語の"気のきいた"台詞を学ぶのにもいいかも。
各キャラクターが生き生きとして、人間らしく、ある種の余裕すら感じられる。
もちろんダイアン・キートン自身の魅力に依るところも大きいと思うけれど、
50代という年齢設定でありながら彼女がすごく可愛く見えてしまうのは、
こういった台詞の妙味とキャラクターが醸し出すハーモニーのようなものに負うところが大きいと思う。
私はまったく心惹かれないけれど、ジャック・ニコルソンのあの声で、あのキャラで、
案外気のきいた優しい台詞を言われると、女心に響くだろう。
そして設定的に無理があるかもと思うけれど、
エリカに恋心を抱く医師役で登場するキアヌ・リーブスの台詞の気障っぷりもキャラクターにはまっていた。
主人公二人のキャスティングも大きいが、
脇役たちの適度な存在感もこの作品を楽しむための要素のひとつたりえている。
個人的に気にいったのはエリカの妹役ゾーイを演じているフランシス・マクドーマン。
彼女のシニカルな脇役っぷりは見事。
娘役のアマンダ・ピートもキュートで奔放なキャラクターを存分に演じている。
冷静に考えたら、設定やキャラクターに無理があると言えなくもない部分もあるけれど、
恋に狂わされ、感情に振り回されながらも仕事に打ち込むダイアン・キートンの振り切れた演技ひとつとっても、
過剰であるがゆえにそこが良かったのかもしれないと思う。
いい意味でわざとらしくも、爽やかで、巧妙な大人の恋愛コメディ。
年齢を重ねても、女性は可愛らしく、男も男性の部分を捨てずにいるって、素敵なことだと思わされる。
LOVE IS WONDERFUL THING!!
恋愛適齢期(2003)
SOMETHING'S GOTTA GIVE
2003/USA/128min
監督:ナンシー・マイヤーズ
脚本:ナンシー・マイヤーズ
撮影:ミヒャエル・バルハウス
編集:ジョー・ハッシング
音楽:ハンス・ジマー
出演:ジャック・ニコルソン/ダイアン・キートン/キアヌ・リーヴス
フランシス・マクドーマンド/アマンダ・ピート
こちらもおススメ。
いいオトナになってからじゃないと楽しめないラブコメですね。
僕は今から7年前、今の奥さんと出会う前のフリーの状態で観たので
楽しめた記憶があります。今観るとどうなのか気になるなあ。
by ken (2011-07-26 00:10)
>>kenさん
恋愛って結婚されていても奥さん相手にできる気がしますよ!!
恋愛適齢期のふたりの関係性って、大人の恋愛だからこそ、結婚した後でも続けられる関係性のような気がします。
現実の結婚生活を知らない、未婚女性の甘い妄想かもしれないですけど(笑)。
もう一度ご覧になってみて、是非感想を教えてください♪
by movielover (2011-07-26 00:44)