異世界への旅 [ART]
夜を待って…というわけではないですが、
秋の夜長に原美術館へ。
崔在銀展~アショカの森~
帰宅途中のサラリーマンとすれ違いつつ、
品川高輪口からバスで原美術館裏の御殿山ガーデンへ。
豪華な邸宅が並ぶ一角は人通りも少なく本当に静かでなんだか異次元の入り口みたい。
時折すれ違う黒塗りの高級車は次元を超えてやってきた霊柩車みたいに見えます。
お屋敷に挟まれて、本当にひっそりと静かなたたずまいの入り口。
原美術館のファサードは本当に趣があります。
脇には異世界と交流できそうなレトロな通信機、昔ながらの公衆電話が。
崔在銀は(チェ・ジェウン)の日本の美術館における初個展『アショカの森』は、
インドのアショカ王の故事から発想を得て作られた作品群。
入ってすぐ目の前の部屋に、奥の壁に向かって積み上げられた木の板が敷き詰められ、強烈な樹の匂いに圧倒されます。
その隣の部屋のビデオインスタレーション、その奥のAnother moonという展示はかなり趣のあるものでした。
特にAnother moonは、誰もいない狭くて暗い小部屋で、水面に映る木の影を観る、というもので、
ひとりで観ていると本当にタイムトリップしてしまいそうな、不思議な気分に。
しんとした、不思議な世界観に通常の時間感覚を失いそうな気になりました。
森村泰昌や宮島達男、奈良美智などの常設展示とのギャップにくらくらしながら観ていきます。
お客さんもほとんどいなかったため、ほとんどの部屋をひとりでじっくり観て回ることができました。
展示の内容によってはかなり暗かったりするので、
知らない人と二人で同じ部屋を観るのは結構気まずいかもしれません(笑)。
美術館自体も小さいので、展示の作品数は少なかったけれど、個人的には満足できる内容でした。
崔在銀は、日本で生け花をやったり、ワールドアンダーグラウンドプロジェクトという、
土中に作品を埋めて出来上がりを自然に任せ、数年後に掘り起こしてみると言う、
興味深いプロジェクトをやっていたり、映画を監督したこともあるそうです。
まだまだ世界には興味深いアーティストがいるなと思わされました。
肌寒かったけれど美術館の庭園で一服して、蟲の声に耳を傾けていると、
本当に心が落ち着いていくような気がしました。
都会のオアシスでアートを観て癒される。
贅沢な時間ですね。
残念ながらAMAZONで購入可能な作品集は少ないみたいです
秋の夜長に原美術館へ。
崔在銀展~アショカの森~
帰宅途中のサラリーマンとすれ違いつつ、
品川高輪口からバスで原美術館裏の御殿山ガーデンへ。
豪華な邸宅が並ぶ一角は人通りも少なく本当に静かでなんだか異次元の入り口みたい。
時折すれ違う黒塗りの高級車は次元を超えてやってきた霊柩車みたいに見えます。
お屋敷に挟まれて、本当にひっそりと静かなたたずまいの入り口。
原美術館のファサードは本当に趣があります。
脇には異世界と交流できそうなレトロな通信機、昔ながらの公衆電話が。
崔在銀は(チェ・ジェウン)の日本の美術館における初個展『アショカの森』は、
インドのアショカ王の故事から発想を得て作られた作品群。
入ってすぐ目の前の部屋に、奥の壁に向かって積み上げられた木の板が敷き詰められ、強烈な樹の匂いに圧倒されます。
その隣の部屋のビデオインスタレーション、その奥のAnother moonという展示はかなり趣のあるものでした。
特にAnother moonは、誰もいない狭くて暗い小部屋で、水面に映る木の影を観る、というもので、
ひとりで観ていると本当にタイムトリップしてしまいそうな、不思議な気分に。
しんとした、不思議な世界観に通常の時間感覚を失いそうな気になりました。
森村泰昌や宮島達男、奈良美智などの常設展示とのギャップにくらくらしながら観ていきます。
お客さんもほとんどいなかったため、ほとんどの部屋をひとりでじっくり観て回ることができました。
展示の内容によってはかなり暗かったりするので、
知らない人と二人で同じ部屋を観るのは結構気まずいかもしれません(笑)。
美術館自体も小さいので、展示の作品数は少なかったけれど、個人的には満足できる内容でした。
崔在銀は、日本で生け花をやったり、ワールドアンダーグラウンドプロジェクトという、
土中に作品を埋めて出来上がりを自然に任せ、数年後に掘り起こしてみると言う、
興味深いプロジェクトをやっていたり、映画を監督したこともあるそうです。
まだまだ世界には興味深いアーティストがいるなと思わされました。
肌寒かったけれど美術館の庭園で一服して、蟲の声に耳を傾けていると、
本当に心が落ち着いていくような気がしました。
都会のオアシスでアートを観て癒される。
贅沢な時間ですね。
残念ながらAMAZONで購入可能な作品集は少ないみたいです
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