"(500) DAYS OF SUMMER"-(500)日のサマー(2009) [movie-number]
最後までシャネル&ストラヴィンスキーとどちらを観るか迷って、
ちょっと軽めのこちらをチョイス。
"(500)日のサマー" @渋谷シネクイント
渋谷はよく出没しているのにここに来るのは本当に久しぶり。
学生時代はたまに観に行っていたけれど、
ロビーの狭さとか、エレベーターが混むところとか、全然変わってません。
私見ですが座席の具合とか、スクリーンの具合とか、若者しかいない所(笑)が、
『ちょっとグレードの高い視聴覚室』みたいな雰囲気。
さて久しぶりの軽めの恋愛ストーリー…とおもったけれど、
冒頭から、これはBOY MEETS GIRL STORYだけれど、LOVE STORYではない、と注釈がつく。
グリーティングカード会社(そんな会社が存在すること自体がアメリカっぽい)で働く建築家志望のトムは、
日本でなら草食系男子と称されそうなロマンチストな男の子で、運命の恋を信じている。
一方、そんな彼が恋するサマーはキュートだけれど、運命の恋など信じない、すごくクールな女の子。
ストーリーはそんな二人の恋愛模様を500日という時間軸で区切って、
その時間軸を行ったり来たりしながらテンポよく見せてゆく。
ただし、サマーの主観は一切描かれず、ひたすらトムの側から観たストーリーで展開されてゆく。
監督はPV界出身のマーク・ウェッブ。
初めての長編ながら、キャラクターの描き方やテンポの良さ、音楽のセンスの良さはさすが。
CAUTION!!
**この後の文章にはストーリーの一部も記載されています。
-------------------------------------------------------------------
トムとサマーは会社で出会い、少しずつ打ち解け、
彼はすぐに彼女にぞっこんになり、これこそ運命の出会い、運命の人と思いこむ。
一方のサマーはトムに対し好意を持ち、その魅力を振りまきながらも、真剣に付き合う気がない。
そんな彼女に彼は振り回されっぱなし。
トムの恋愛における気分のあがりさがりは映像でわかりやすく演出され、女の子でも共感できる。
彼が事あるごとに相談する妹や悪友2人のキャラクターもとてもいい。
個人的にはトムの気持ちも、サマーの気持ちも理解できる。
一途に思いつめるトムのような恋し方も、
好意を持ちながらもトムのことを運命の人と位置づけられず(というか運命の人、という観念もなく)、
でも好意は持っているから一緒にいたいと思う気持ちに偽りはないというサマーのことも。
サマーは結局トムのことを人としてはとても好きだったんだと思う。
トムは彼女に振り回されたことで自分の殻を破ることができ、色んな意味で次へのステップを踏み出す。
そしてサマー自身の決着も。
オチも「あぁ、そういうことね!!」っていう感じで少し笑えたけれど。
主役のふたりは現代(いま)の空気をすごくよくあらわしている俳優たちと言えるだろう。
私はふたりとも名前を知らなかったのだけれど、ハリウッドでは人気の若手らしい。
(後で思い出したらゾーイの方は「あの頃ペニーレインで」でちょっとだけだけれど観ていた)
ゾーイ・デシャネルのファニーな顔立ちやくるくるよく動く表情はすごく可愛いし、
ジョゼフ=ゴードン=レヴィットの、好みではないけどすらっとした着こなしや、
目じりの下がった柔らかい顔立ちも好感が持てる。
ゾーイは女優だけでなくSHE&HIMというユニットとして音楽活動も行っていて、
私の好きなブランド、Oliver Peoplesとサングラスのコラボもしているらしい。知らなかった。
可愛い…。ちょっとばかり物欲にも火がつく。
最近前髪を伸ばしているけれど、ゾーイみたいなぱっつん前髪にちょっと戻したくなったりして。
そして、ばっちり映画に合っているBGM、
トムが愛する建築物が立ち並ぶLAの街並み、
サマーのキュートなアメリカンガール風ファッションも見どころのひとつ。
サントラが渋谷の街から消えたというのもあながち嘘ではないと思う(映画館では売り切れ)。
この映画で、LAってこんなにおしゃれな街だったっけ(行ったことはないけど…)??とちょっと見直したりもした。
手放しで最高!!ここがすごい!!というタイプの映画ではないけれど、
そんなちょっとした「いいところ」の集合体のような映画だと思う。
(500) DAYS OF SUMMER(2009)
(500)日のサマー
2009/USA/96min
監督: マーク・ウェブ
撮影: エリック・スティールバーグ
衣装デザイン: ホープ・ハナフィン
音楽監修: アンドレア・フォン・フォースター
出演: ジョセフ・ゴードン=レヴィット/ゾーイ・デシャネル/ジェフリー・エアンド
マシュー・グレイ・ガブラー/クロエ・グレース・モレッツ/ミンカ・ケリー オータム
サントラでとくによかったアーティストThe Temper Trap
Regina Spektor 映画の主題歌"Us"も入っています。
私の好きなFEIST
ちょっと軽めのこちらをチョイス。
"(500)日のサマー" @渋谷シネクイント
渋谷はよく出没しているのにここに来るのは本当に久しぶり。
学生時代はたまに観に行っていたけれど、
ロビーの狭さとか、エレベーターが混むところとか、全然変わってません。
私見ですが座席の具合とか、スクリーンの具合とか、若者しかいない所(笑)が、
『ちょっとグレードの高い視聴覚室』みたいな雰囲気。
さて久しぶりの軽めの恋愛ストーリー…とおもったけれど、
冒頭から、これはBOY MEETS GIRL STORYだけれど、LOVE STORYではない、と注釈がつく。
グリーティングカード会社(そんな会社が存在すること自体がアメリカっぽい)で働く建築家志望のトムは、
日本でなら草食系男子と称されそうなロマンチストな男の子で、運命の恋を信じている。
一方、そんな彼が恋するサマーはキュートだけれど、運命の恋など信じない、すごくクールな女の子。
ストーリーはそんな二人の恋愛模様を500日という時間軸で区切って、
その時間軸を行ったり来たりしながらテンポよく見せてゆく。
ただし、サマーの主観は一切描かれず、ひたすらトムの側から観たストーリーで展開されてゆく。
監督はPV界出身のマーク・ウェッブ。
初めての長編ながら、キャラクターの描き方やテンポの良さ、音楽のセンスの良さはさすが。
CAUTION!!
**この後の文章にはストーリーの一部も記載されています。
-------------------------------------------------------------------
トムとサマーは会社で出会い、少しずつ打ち解け、
彼はすぐに彼女にぞっこんになり、これこそ運命の出会い、運命の人と思いこむ。
一方のサマーはトムに対し好意を持ち、その魅力を振りまきながらも、真剣に付き合う気がない。
そんな彼女に彼は振り回されっぱなし。
トムの恋愛における気分のあがりさがりは映像でわかりやすく演出され、女の子でも共感できる。
彼が事あるごとに相談する妹や悪友2人のキャラクターもとてもいい。
個人的にはトムの気持ちも、サマーの気持ちも理解できる。
一途に思いつめるトムのような恋し方も、
好意を持ちながらもトムのことを運命の人と位置づけられず(というか運命の人、という観念もなく)、
でも好意は持っているから一緒にいたいと思う気持ちに偽りはないというサマーのことも。
サマーは結局トムのことを人としてはとても好きだったんだと思う。
トムは彼女に振り回されたことで自分の殻を破ることができ、色んな意味で次へのステップを踏み出す。
そしてサマー自身の決着も。
オチも「あぁ、そういうことね!!」っていう感じで少し笑えたけれど。
主役のふたりは現代(いま)の空気をすごくよくあらわしている俳優たちと言えるだろう。
私はふたりとも名前を知らなかったのだけれど、ハリウッドでは人気の若手らしい。
(後で思い出したらゾーイの方は「あの頃ペニーレインで」でちょっとだけだけれど観ていた)
ゾーイ・デシャネルのファニーな顔立ちやくるくるよく動く表情はすごく可愛いし、
ジョゼフ=ゴードン=レヴィットの、好みではないけどすらっとした着こなしや、
目じりの下がった柔らかい顔立ちも好感が持てる。
ゾーイは女優だけでなくSHE&HIMというユニットとして音楽活動も行っていて、
私の好きなブランド、Oliver Peoplesとサングラスのコラボもしているらしい。知らなかった。
可愛い…。ちょっとばかり物欲にも火がつく。
最近前髪を伸ばしているけれど、ゾーイみたいなぱっつん前髪にちょっと戻したくなったりして。
そして、ばっちり映画に合っているBGM、
トムが愛する建築物が立ち並ぶLAの街並み、
サマーのキュートなアメリカンガール風ファッションも見どころのひとつ。
サントラが渋谷の街から消えたというのもあながち嘘ではないと思う(映画館では売り切れ)。
この映画で、LAってこんなにおしゃれな街だったっけ(行ったことはないけど…)??とちょっと見直したりもした。
手放しで最高!!ここがすごい!!というタイプの映画ではないけれど、
そんなちょっとした「いいところ」の集合体のような映画だと思う。
(500) DAYS OF SUMMER(2009)
(500)日のサマー
2009/USA/96min
監督: マーク・ウェブ
撮影: エリック・スティールバーグ
衣装デザイン: ホープ・ハナフィン
音楽監修: アンドレア・フォン・フォースター
出演: ジョセフ・ゴードン=レヴィット/ゾーイ・デシャネル/ジェフリー・エアンド
マシュー・グレイ・ガブラー/クロエ・グレース・モレッツ/ミンカ・ケリー オータム
(500) Days of Summer [DVD] [Import]
- 出版社/メーカー:
- メディア: DVD
サントラでとくによかったアーティストThe Temper Trap
Regina Spektor 映画の主題歌"Us"も入っています。
私の好きなFEIST
こんにちは☆
なんだか妙にリアルなところもあって、
どっちの気持ちも、わかる。わかる。って感じでしたね〜。
L.Aっぽく無い街の雰囲気も、なんだか新鮮でした☆
by ジジョ (2010-01-22 09:49)
nice、コメントありがとうございます。
自分が女子目線だからか、
ホントどっちの気持ちも「わかる」って感じでしたねー。
これが男子からみるとサマーの気持ちは分かってもらえるんでしょうか(笑)。
街も素敵だったし、可愛い映画でしたね♪
by movielover (2010-01-24 00:50)
こんにちは。
1月にコメントを頂いていたのに、半年以上も気付いていませんでした(T_T)
本当にすみませんm(__)m
遅ればせながらおじゃまします。
この作品、やっぱり女子目線で観るか男子目線で観るかで
感想が随分違ってくるみたいですね。
男子目線で観ると、サマーってとんでもない女の子になりそうです。
でも、私はやっぱり女子目線で観ているので、素直でいいなあと思ってしまったりして(^^ゞ
こんな自由な強さを持ちたいなあとちょっと思ってしまいました☆
by non_0101 (2010-08-02 07:37)
>>non_0101さん
コメントありがとうございます。
確かに女子目線で見るとサマーは羨ましいほどに素直ですよね。
女子からは羨ましがられ、男子からは反感を買うのかなーと思いますが…。
でも魅力的なことはいいことですよね!
私もこんな強さ持ちたいです♪
by movielover (2010-08-02 21:37)