フェリックス・ティオリエ写真展-いま蘇る19世紀末ピクトリアリズムの写真家- [ART]
3連休の初日、久しぶりに世田谷美術館へ。
私が知らなかった写真家、フェリックス・ティオリエの写真展です。
http://www.setagayaartmuseum.or.jp/exhibition/exhibition.html
アメリカにおいてはアルフレッド・スティーグリッツが主導した、ピクトリアリスムの写真家。
ほぼその活動を世間に知られることのなかった写真家らしい。
彼は当時の写真家たちと交流せず、展覧会にも出品せず、写真協会のメンバーにもならず、
また存命中には写真を売ることもなかったそうだ。
そんな稀有な写真家の作品。
写真についてあまり知識はないけれど、
ピクトリアリスムという絵画的手法は、その風景を現実と非現実のはざまに引き込むような気がする。
ティオリエは農村も都会も、海も陸も等しくその対象としており、その数々の作品は驚嘆に値する。
1900年のパリ万博の生き生きとした都会の景色、ノートルダム寺院、
一方で農村の景色とそこに集う人々、
ぼんやりとした背景に浮かび上がる被写体。
何となく、観ていて心が静かになってゆくような写真だった。
そして最初期のカラー写真ともいうべきオートクロームも。
小さなフィルムに下から光を照射し、ぼんやり浮かび上がる写真の儚さ、強さ。
彼はかのリュミエール兄弟の顧客でもあったそうだ。
彼が実際に使用していたカメラには歴史の重みと彼の写真への思いが詰まっているような気がした。
私が知らなかった写真家、フェリックス・ティオリエの写真展です。
http://www.setagayaartmuseum.or.jp/exhibition/exhibition.html
アメリカにおいてはアルフレッド・スティーグリッツが主導した、ピクトリアリスムの写真家。
ほぼその活動を世間に知られることのなかった写真家らしい。
彼は当時の写真家たちと交流せず、展覧会にも出品せず、写真協会のメンバーにもならず、
また存命中には写真を売ることもなかったそうだ。
そんな稀有な写真家の作品。
写真についてあまり知識はないけれど、
ピクトリアリスムという絵画的手法は、その風景を現実と非現実のはざまに引き込むような気がする。
ティオリエは農村も都会も、海も陸も等しくその対象としており、その数々の作品は驚嘆に値する。
1900年のパリ万博の生き生きとした都会の景色、ノートルダム寺院、
一方で農村の景色とそこに集う人々、
ぼんやりとした背景に浮かび上がる被写体。
何となく、観ていて心が静かになってゆくような写真だった。
そして最初期のカラー写真ともいうべきオートクロームも。
小さなフィルムに下から光を照射し、ぼんやり浮かび上がる写真の儚さ、強さ。
彼はかのリュミエール兄弟の顧客でもあったそうだ。
彼が実際に使用していたカメラには歴史の重みと彼の写真への思いが詰まっているような気がした。
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